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今日も図書館からリクエストした本が届いたご連絡をもらった。
そして読み終えて返却する本もあったので、さっそく。

このところ、図書館にきたら必ず立ち寄りチェックする「消しはん」本

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「消しゴムはんこ。
 歳時記も。   」

津久井智子さんの本は

当初、消しはん本を探し始めたときには

「う~~ん、これはいいかな。(不要という意味)。なんか、イラストチックだし(当たり前だけど)いまいちかわいくないかも。」

……と、思って買ったり、借りたりしませんでした。



ところが、


実際に「消しはん」を経験してから本を見ると


なんで??ってくらい魅力的、かつ彫りよい!


「あぁ、早く気がついてよかった!損するところだった・・・(何を?)」

その後は、勝手に「師」と仰いで練習させていただいているのですが

今日はこれを借りてきました。


「消しはん」作業に忙しくて「歳時記?今はいいや!(不要という意味)」と思っていたけれど

いやいや!ここは、あえてきちっと読んでおこう。またもや、目が覚めるかも・・・。


おうちに帰ってきてゆっくりじっくり眺めてみると


むむっ、むむむっ!!


面白い。


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「はん子とはん吉 歳時記劇場」

見開き1頁に12コマの漫画風なんだけど、せりふなどは一切なし。
よく見ると木とおうちの建物はすべて同じポジションにあり
登場人物の二人とわんこ1匹

1月、2月・・・・12月

それぞれの季節感が存分に味わえる歳時記となってる!

木は3月につぼみをつけ、4月に桜が満開。
5月には青葉が茂り7月には濃さを増す。
10月には紅葉し、11月には枯葉となり12月には雪化粧。

そこだけでもとっても面白いのに、はん子とはん吉のかわいさってば。


もちろん、そこだけではなく

一月ごとの風物詩とエピソードに津久井さんの素敵な「消しはん」ワールドがたっぷり。

なんか、消しゴムを彫るのも忘れて読み込んでしまった。

「へぇ~、知らなかった。」「そうなんだぁ~」ってことがたくさんあった。

文様も一月1つ紹介されている。

この文章は津久井さんが書かれているのかしら。
こうなのよ、ってお話は知ったかぶりでないし、こうしたらいいよ、は押し付けがましくない。


1冊にこれだけ楽しませてもらえるなんて今日はいい日だ。



しかしね、



消しはんを愛するものとして




ここは、

ひとつ

言う。


強く言うぞ!





消しかすが本に挟まったまま返すんぢぁない!!
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by cowata | 2010-11-05 01:17 | 消しゴムはんこ