本
2010年 11月 05日そして読み終えて返却する本もあったので、さっそく。
このところ、図書館にきたら必ず立ち寄りチェックする「消しはん」本
「消しゴムはんこ。
歳時記も。 」
津久井智子さんの本は
当初、消しはん本を探し始めたときには
「う~~ん、これはいいかな。(不要という意味)。なんか、イラストチックだし(当たり前だけど)いまいちかわいくないかも。」
……と、思って買ったり、借りたりしませんでした。
ところが、
実際に「消しはん」を経験してから本を見ると
なんで??ってくらい魅力的、かつ彫りよい!
「あぁ、早く気がついてよかった!損するところだった・・・(何を?)」
その後は、勝手に「師」と仰いで練習させていただいているのですが
今日はこれを借りてきました。
「消しはん」作業に忙しくて「歳時記?今はいいや!(不要という意味)」と思っていたけれど
いやいや!ここは、あえてきちっと読んでおこう。またもや、目が覚めるかも・・・。
おうちに帰ってきてゆっくりじっくり眺めてみると
むむっ、むむむっ!!
面白い。
「はん子とはん吉 歳時記劇場」
見開き1頁に12コマの漫画風なんだけど、せりふなどは一切なし。
よく見ると木とおうちの建物はすべて同じポジションにあり
登場人物の二人とわんこ1匹
1月、2月・・・・12月
それぞれの季節感が存分に味わえる歳時記となってる!
木は3月につぼみをつけ、4月に桜が満開。
5月には青葉が茂り7月には濃さを増す。
10月には紅葉し、11月には枯葉となり12月には雪化粧。
そこだけでもとっても面白いのに、はん子とはん吉のかわいさってば。
もちろん、そこだけではなく
一月ごとの風物詩とエピソードに津久井さんの素敵な「消しはん」ワールドがたっぷり。
なんか、消しゴムを彫るのも忘れて読み込んでしまった。
「へぇ~、知らなかった。」「そうなんだぁ~」ってことがたくさんあった。
文様も一月1つ紹介されている。
この文章は津久井さんが書かれているのかしら。
こうなのよ、ってお話は知ったかぶりでないし、こうしたらいいよ、は押し付けがましくない。
1冊にこれだけ楽しませてもらえるなんて今日はいい日だ。
しかしね、
消しはんを愛するものとして
ここは、
ひとつ
言う。
強く言うぞ!
消しかすが本に挟まったまま返すんぢぁない!!
by cowata
| 2010-11-05 01:17
| 消しゴムはんこ